★製品開発事例★専用ソフトウェアで機器の接点を制御
お客様のご依頼により開発した製品のご紹介です。
ある試験装置の改良について、お客様よりご相談がありました。
弊社が以前納入した装置(通称:LED表示器)は、試験対象機器の接点入出力のON・OFFを操作・監視する装置です。
今回これを離れたPCから操作できるようにしたいとのご要望です。
この装置はLED内蔵の照光式押しボタンスイッチを1台あたり80個搭載して、LEDで接点入力を表示し、スイッチで接点出力します。
さらに最大4台まで同時に使用します。
対応を検討した結果、LED表示器本体に制御基板を組み込み、PCとUSBシリアルで接続するようにしました。
制御はケーブルチェッカーと同様にPICマイコンを使用し、I/OエキスパンダICでI/O数を拡張し、必要な入出力を確保しました。
追加した制御基板
PC用のソフトウェアはVisualBasicで開発し、画面上にLEDとスイッチを再現して、本体と同様に操作できるようにしました。
さらに、本体の照光式スイッチ80個はそのまま活かして、PC操作と今まで通りの本体操作のどちらも可能にしました。
専用ソフトウェアの画面
1台のPCにUSBハブで複数のLED表示器を接続でき、PCソフトも同時に複数起動して使用できます。
PCと本体の距離は、USBケーブルの長さは規格では5メートルまでですが、リピーターケーブルを使えばさらに延長できます。
画面の信号名(接点名)表示は、CSV形式の設定ファイルを読み込んで変更できます。
操作内容と時刻をログファイルに記録して、機器の動作を後から確認することができます。
この改良により、今まで必要だった本体操作のオペレーターが不要になりました。
さらにPCのリモートデスクトップ機能を使用すれば、在宅でのリモート操作・監視も可能です。
コロナ禍の今、製造現場でリモートワークは難しいなどとあきらめたりせずに、
是非一度弊社にご相談ください!!
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